ある日、浮浪雲というベストセラーの漫画の主人公、浮浪(はぐれ)が息子、新之助にこう問われる。
”ねえ、医者を目指す学校と、学者を目指す学校、どっちに行けばいいと思う?”
その問いに浮浪はこう答える。
”どっちでもいいですよ。。”
そのやる気のない答えに息子、新之助は”このバカ親!”と出ていってしまう。
でもその後、どっちでもいいと言った浮浪の真意を新之助は知る。
どっちでもいい、とはどうだっていいという投げやりなことではなく、どんな道であろうと必ず素晴らしい何かが待っている。
だから、どっちに進んだっていいんだよ・・・と。
僕このエピソード好きですねー。
とかく2者択一のような生き方を求められる現代。
金持ちになるか?貧乏になるか?
いい学校に行くか、そうじゃない学校に行くか?
いい会社にゆくか?そうじゃないか?
こんな選択に僕らはいつも振り回される。
だけどそんな僕らに浮浪は微笑みかける。
”どっちでもいいんでやんすよ・・・”
と。
素敵だなあ。
フリスタ編集長 MIZK
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