暮らしにかかる負担や、作業時間短縮の為に開発された“夢の”農業マシーンが結果として人と人のコミュニケーションの喪失を招くというタチの悪いこのザマ。
“利便”や“快適”だけを貪欲に追及した末に置いてあった不幸せや不条理は、すでに表面化されていて誰でも一度は考えたことがあると思う。
つまり、ここで考えるべきは軽減した“負担”や短縮された“時間”を僕らはどう使っているか、その“ゆとり”を本当に生産的に使えていれば、結果として「コミュニケーションの喪失だった」という“ネガティブ”が目立つことにはならなかったのでは?
そしてそれは当然、農業マシーンだけに留まらず僕らの生活のほとんどに当て代えて考えることも出来る。
昨今の日本で「狩る」といえば「モンスター」を指すという笑えない日常を送っているが、僕の暮らしの中で生まれるその“ゆとり”を、敢えて農業に還すというこの行為に本末転倒感を抱きつつ農FUTURE,農LIFE.
PSPごとモンハンを部屋の隅に投げ捨てて田を目指した俺に農の女神よ微笑め。
以上、南の端・鹿児島より古本屋のはしくれBooksSmile&CDs店主・山下がお届けしました、ご愛読、感謝。
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