「 其の四　夕焼け」

基本的に空が好きだ。
四六時中、空を見上げている。
中でも夕焼けは格別だ。
「朝焼け」に描かれる夜の終わりの寂しさと、
これから始まる騒音前の静寂も心地いいが、
燃えるような夕焼けの赤は、全ての悩みをふっ飛ばしてくれる。

一人で夕暮れの中に居ると、なぜかそれがもったいなく感じて、
誰かと「それ」を共有したい気持ちになる。

隣りに座る誰かに、
太陽が見えなくなって星空になるまで。
俺のコト、色々と話したい。

冬はたまに、そんなこと考える。

One Love,

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