第6回 都心でガス欠しちゃった話
突然ですがバイクってのは基本的に、燃料計がついていない。
(値段が高いやつにはついているんですが、そういうのに乗ったことはないです)
ガソリンの残量が分からないのにどうやって給油時期を知るかというと、
自分のバイクの燃費を経験により知っておいて、ガソリンタンク容量が約何リットルかと
合わせて考慮して、1回の給油でだいたい何km走れるかを計算しておくのです。
だからだいたいのバイク乗りは、自分のバイクの燃費を把握しているんじゃないかな。
しかし街中を走ったりすると信号でのストップ&ゴーが多かったりして、燃費が悪くなる。
そうすると給油時期を見誤って、ガス欠の憂き目を見たりする訳で。
田舎を走るときは用心深く早めにガソリンスタンドに寄ったりするのですが、
逆に街ではすぐにスタンドがあると思ってギリギリまで粘ったりすると、
ピンチに陥ったりということもあったりするんですね。
つまこがまだカワサキのバイクに乗っていた時期なので、だいぶ前の話ですが
世田谷区の自宅からお台場の方まで2台で遊びに行った時のこと。
行く途中でガソリン満タンにして行けば何の心配もなかっただろうけど、
つい横着して足りるだろうと思ったのが失敗だった。
自宅からお台場へは甲州街道で新宿へ出て、皇居周辺〜銀座〜晴海あたりを経由して往復するのが
定番コースだったけど、新宿〜お台場ってガソリンスタンドがほとんどないのです。
(あってもメチャクチャに値段が高いので入りたくない)
で、その日の帰り道、そろそろマズいかなーと思いつつも、新宿を過ぎれば
時々寄るスタンドがあるのでそこで給油しよう、と考えていたのですが
新宿御苑の脇の道で力尽きてしまった我がスポーツスター…。
本当にガス欠してしまったのはバイク歴20年以上の中で今のところこの時だけなんだけど
かなり情けない気持ちになりますね。「どこかで給油しておけばよかった…」という。
幸いにも、つまこのバイクから少しガソリンをもらうことができたので
新宿のビル街にあるガソリンスタンドに辿り着いて給油しました。
つまこのカワサキのバイクが、タンクからエンジンへガソリンを送るホースの部分の
構造が簡単でガソリンを取りやすかった、というのも幸いしたかな。
この時ひとりだったら、バイクを押して少なくとも1kmは歩かなければならなかっただろう。
よりによって新宿という日本随一の繁華街を。それはかなりキツい!恥ずかしい!
二人でバイクを走らせているとこんな時に助けられたりするけど、
ガス欠だけは本当にしょうもないトラブルなので二度と無しにしておきたい。
気をつけてさえいれば防げるんだから。
ちなみに、つまこはガス欠で動けなくなったことはないです。
※ガス欠しておいて言うのも難だけど、四輪車でJAFを呼ぶ理由の上位にガス欠が入っている、と
いうのが本当に謎。燃料計あるのに何やってるんだよ、って(笑)。
|