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2008-9-15
タフストーリー4
マクドナルドにて…
マクドナルドという存在がずっと嫌いだったんだけど、最近はそうでもない。
近くに一軒、マクドナルドがあって、ハッピーセットというサービスの誘惑に僕ら親子はどうしても勝てず、よく顔を出す。
※マックのパンは意外にも卵を使っておらず、卵アレルギーの子供には大変たすかる。あと長崎ちゃんぽんリンガーハットも基本的に卵を使っておらず大変助かる。
そこのマックに凄く感じよく元気に働いている女性が1人いて、その人の姿勢にかなり感じ入るものがある。
とにかく笑顔、そして明るい。 |
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さまざまな人、子供たちに積極的に声をかける。素敵なものは素敵。かわいいものはかわいいと必ず心のままに人をほめる。
そして、ここが大事なところなんだけど、そんな彼女の姿勢に全ての人が賛同するわけでもなく、なかには、この人うるさいなという感じで無視する客も当然いる。いや、はっきり言ってそっちのほうが多いと思う。
でも、どうやら彼女はそんなことは、当たり前なのだと知っているようで、そんなことには一切動じない。
自信を持って懸命に笑う。
そこには、マクドナルドが用意した接客マニュアルを超えた、何かこの人にしかない哲学のようなものを感じる。
別に高給をもらっているわけでもないでしょう。
人に声をかけたぶんだけ、歩合でお金をもらえるわけでもないでしょう。
時給で働くパートさんだったりするのでしょう。
きっと彼女は”働かされる”のではなく、自ら”働く”ということを知っている人なんだと思う。
自分のことを認める人も、認めない人もこの世にはいる。だけどそんなことは当たり前。
一番大切なことは、どんな環境であろうと、自分はどうありたいのか。自分はどう生きたいのか。
自分はどういう自分を信じ働くのか?
自分の仕事を楽しくするするためには、何をすれば良いのか?
そして自分は、この世界に”何を”、”働きかける”のか?
そういうことが大事なことなのだと、彼女を見るといつも思う。
そして、自分もそうありたいなと、とてもすがすがしいエネルギーをもらえる。
一度、彼女に”いつも子供に優しくしてくれてありがとう。”と声をかけたことがある。そして思い切って、なぜそんなに強く存在していられるのか聞いてみた。
すると彼女はこう答えた。
”最初はあまり接客業に向いていなくて嫌なことばっかりだったんですけどね…だけど、一生懸命笑っていると、必ず理解してくれる人が出てくることがわかったんです。そして凄く感謝してくれるんです。それが何よりも嬉しくて。”
彼女のことを見ていて、思い出す言葉があった。
それは水泳のイアンソープの言葉。
”他人は変えられないが、自分は変えられる。”
自分が変わればきっと、世界は君に微笑みを返す。
きっと。
by フリスタ編集 MIZK
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