ザ・スミスは、１９８２年イギリス中部の工業都市マンチェスターで結成。ヴォーカリストのモリッシーは、社会不況の下で押しつぶされた（主に労働者階級の）人々の苦しみや悲しみについて歌詞を書き、その内容は今までロックが取り上げてきた歌詞の中でも類を見ないものだった。独自のヴォーカルとギタリストのマーが書く叙情的なメロディーの融合は唯一無二のもので、先輩格のThe KinksからOasisのノエルまで多くの支持を得た。特に３枚目のアルバム"The Queen Is Dead"はロック史に残る名盤

…※HATENAダイアリーより抜粋

今の日本と1980年代のスミスのいたイギリスが妙にかぶる。
不況、貧困、格差社会、働けない若者、性的な倒錯、無能な政治。

スミスのメイン、モリッシーは徹底的にマイノリティーの怒りを炸裂させる。その怒りの極限値がこのアルバム”Queen is dead”なのではないかと勝手におもってる。

一曲目から”女王は死んでる。”だ。

こんな過激な曲がヒットチャートに上り詰めるほどの民衆の怒り。（日本でやったら一体どうなってしまうんだろう？？）
モリッシー自身がゲイであることも影響してスミスの詩の世界はかぎりなく異端だ。
母親離れが出来ない男の嘆き。愛している男と死んでしまえたらと思うゲイの唄。まだまだマイノリティーにしかわからない詩がたくさんある。

モリッシーはもともと、今で言うひきこもりのようなものだったと僕は思う。仕事もせず、することと言えば好きな文学の世界だけに没頭。出かけるのは図書館のみ。周囲からはいぶしかげに見られていたという。

そんなモリッシーがスミスというバンドをきっかけに一種、復讐のように社会を世界を攻撃しはじめる。あのくだらない音を流すラジオのＤＪをつるし上げろ！！

今、再びスミスのメッセージがフィットする時代のように思えます。

興味がある人は是非聞いてみてください。

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