[つくり気] ver. freestyle-life
#007
デザイナーとノウハウ
___________________________________________________
前回の記事「デザイナーと政治経済」で
ちょっとしたpanix的ノウハウがあるとほのめかしてしまったけど
この部分をちょっと掘り下げて書いてみよう
このやり方は僕のための僕の方法なので
その辺を考慮にいれつつ読み進めてもらうと嬉しいな
デザイナーのノウハウといっても
いろんなノウハウがあるんだけど
・テクニック的ノウハウ
・ギャラ交渉のノウハウ
・納期に間に合わせるノウハウ
・仕事をいただくノウハウ
・仕事を継続するノウハウ
などなど
順を追って話していくね。
【テクニック的ノウハウ】
デザインのテクニックとか技術とかって
今は機械Macがやってくれることが多くなった
Macができないことは自分の手を動かせばいいし
わからないことは調べてみるも良し
わかる人に聞くのもいいかもしれない
ここではノウハウって言うより日々の積み重ねってことで
いろんなものを見るしかないのかもしれないね
【ギャラ交渉のノウハウ】
ここに関しては今の僕は語る資格なしだろう
昔、会社員時代は自分がいないと困る状況をつくって
給料交渉をしてガンガン給料をあげていたけどね
まぁもしあなたが会社員で給料が少ないと思ってるのなら
ぼやく前に給料の交渉をすることをおすすめする。
案外、自分の存在価値を認識するためにも
自分のいたらない部分を確認する意味でもやった方がいい
その交渉のときの話ってなかなか本質をついていて濃い話ができるし
後々の自分のためにもなってると思うしね。
今はなぜ語る資格なしかというと
交渉はほとんどしていないからだ
どのくらいでやってもらえると聞かれれば言うけれど
大体そのギャラと先方の予算ではギャップがあるので
その予算でやらせてもらうことが多いから
まぁふんばってやってるとお客さんも見ていてくれるもんで
それがギャラに還元されたりされなかったり
最近ではそう言う物は後からついてくると
勝手に思い込んで交渉をしないことにしている♪
【納期に間に合わせるノウハウ】
これは簡単だ。終わるまでやる!
これしかない(笑)
【仕事をいただくノウハウ】
【仕事を継続するノウハウ】
このふたつに関しては、僕の中ではほぼ同じなんだけど
営業活動をしているかっていうとそうでもないし
していないかっていうとそうでもない。
デザインしたものを見てそこから他のお客さんが声をかけてくれたり
お客さんが紹介してくれたり
結局、ひとつひとつの仕事をコツコツとふんばっている感じ
お客さんも人なので僕がふんばっていればちゃんと見ていてくれるしね
僕が良くつかう「ふんばる」っていうのは頑張るとも少し違う
ちなみに普通にいつも頑張っているつもりなので
ここぞというときは「ふんばる」という言葉を使うようにしている
ではここでみんなに質問。
「あなたがデザインを頼まれました。3案お願いします」
あなたはどんなデザインをする?
1案目「要望を盛り込んだ案」2案目「要望をヒヤクさせた案」3案「捨て案」
こんな感じのことが教科書には書いてあった気がするけど?!?!
(勉強好きじゃなかったから記憶が、、、汗)
捨て案ってのは1案とか2案を引き立たせるための案ね
まぁ合理的っていうと、そうなんだけど
そうするとつくるこっちもつまらないんだよね
だから最近はちょっと手間はかかるんだけど
3案目に「panixのお勧め案」をつくることにしている
どれに決まっても僕は楽しいし、panixブランドとして世にだせる。
こういう風にしてからお客さんの反応が変わったんだよね
楽しそうに迷ってくれる!それも悩まし気に笑ってね^^
それがいつしか僕の楽しみになってきて
今のpanixになった感じ。
だから、これは僕が楽しむためにはじめたことなんだけど
それをお客さんも喜んでくれるようになった。
同業からすると、そんなの手間ばっかくって
「バカ」だなぁって思うのかもしれないけど
それでいいんだと思う。
僕がこの仕事が楽しめてるんだからね
そして、ここは僕だけの仕事場panixなんだから
そんなこんなでお客さんから不定期の仕事が定期的にくる
ありがたい田舎デザイナーの状況です。
きっとみんなにも自分だけのノウハウってあるはずだから
見つけてみるといいよ。
僕もこれからもこのノウハウをいっぱい集めていくんだぁ
pani.k |
|
|