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＃６ 黒川さんは素敵な人だった。
最後に偉大なる建築家であった黒川紀章さん。残念なことに最近、お亡くなりになられてしまったけれど、この人の若い頃の話しには凄く勇気をもらえる。
都知事選とかで面白い側面を見せてくれた黒川さんだけど、その活動業績は世界２０カ国に及ぶ凄いもの。
そんな黒川さんも若い頃はろくに飯が食えなかった。
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一日一食が普通。二食いければ超ラッキー。そして独立してみたもののまったく仕事もない。事務所を借り、ただ看板を出しただけで何も営業活動をしなかったので当然といえば当然だった。
そんな無為に見える時間を黒川さんはなんと３年以上も過ごす。ではその３年間黒川さんは何をしていたのか？ここからが感動する話しなんだけど、黒川さんは「つもり設計」というものを日々やっていた。
これはその名の通り、仕事が入った"つもり"で設計をする。頭の中で勝手に様々な案件をつくり、実際に図面を引き模型を組む。誰が頼んだわけでも何でもなく、ただシャドーボクシングをするように自分の腕を磨く。ただ黙々と孤独とともに。
そんな日々を過ごしながら黒川さんは様々なコンペに積極的に参加していった。その結果が現在の黒川さんの業績につながるんだけど、成功する人には成功するそれなりの努力と理由と物の考え方がある。そんなことを思わせてくれて嬉しくなる。早速、僕もやろうっと"つもり"作戦。
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以上、フリスタときどき特集、"先人たちの勇気もらえるライフストーリー"バタバタと進行させてしましましたが、いかがでしたでしょうか。こういう研究は僕のライフワークなのでまた良い話があれば御紹介します。
また、他にもこんな先人の話があるよ！などありましたら是非御気軽にメールをください。
こういう企画で誰かの人生を少しでも暖かくしたなら幸いだなあ。
きっと誰もかれもがここに紹介した偉人の若い頃のように旅の途中なんだと思う。
きっと辿り付ける。自由型のみんなに幸あれ！
編集長MIZK
http://www.mizk.net/
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