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| #4 意外？？夏目漱石は虐待されていた？
夏目漱石と言えば誰もが知るビッグネーム。そんな漱石だけどその生い立ちはかなりヘビー。
末っ子として生を受けた漱石は"必要とされない子供"だった。漱石は生まれるとすぐに両親の手により知り合いの古道具屋の夫婦に里子に出される。
貧乏であったその夫婦は漱石にかまわず店の古道具とともに漱石を放置しておいたという。
その光景は漱石自身がまるで売り物のよう。
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その後も漱石は数奇な運命によって様々な家庭を転々とするんだけど、やはりあまり可愛がられるということはなかったようだ。
そんな子供時代に学んだ人間というものへの冷徹な視線。これが成人した漱石の創作での武器となるわけだが、ただそれにしても幼子の頃、古道具とともに並べられていたというのはゾっとしない。しかし、あの誰もが知る夏目漱石にそんな過去があったとは。。。意外。
この話しは何か勇気をもらえるという感じじゃないんだけど、どんな人間にも人間の数だけ悩みや色々あるということがわかってちょっと心が落ち着く。
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#5 一種最強の政治家？高橋是清
高橋是清っていうのは明治から昭和の偉大なる政治家。この人物が政治家になるまでの話が本当に面白い。
いやはやまじで面白い！人間って何でもありだなと思わせてくれる。
その最初のエピソードがこれ、高橋是清はまず１５歳の頃、だまされ奴隷に売られている。アメリカ留学で騙されて奴隷に売られたんだけど（※その後、日本政府により無事、帰還。）
これだけでもう強烈。
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でもこの人はそれだけじゃ終わらない。その後、帰国した是清は友人に借金を踏み倒され食うや食わずの貧乏の世界へ。その結果、芸者の付き人になるんだけど、わかりやすく言えばヒモだよね。うーん。この人本当に政治家になるんだろうか。
でも是清自身はこれら全てのことを悲惨に考えず面白がっていたという。これが器がでかいということか。
その後も乳牛事業をやるが詐欺に騙され失敗。騙されて悔しいので相場師になったりともう無茶苦茶。その後、一度は農相に入って働くが、それもすぐ飽きて今度はペルーに儲かる銀山があるという詐欺話にのりまた大失敗。実に３５歳くらいまで高橋是清はこんなことを延々と繰り返す。
その後はそれらの体験すべてを生かし、日銀の総裁になり政治家となるんだけど、人間は色々あったほうが何者かになる可能性が高いということだよね。うん、凄く面白い。
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