真っ赤な薔薇が似合う男、せいいちろうです、こんにちわ。
今年も、残すところ2週間弱となりました。
皆さん、やり残したコトはありませんか?
大丈夫です、来年があります。
明日できることは、明後日でいいんです。
こんな適当なコト言いながら2005年も過ごしてきました。
さて、東京 Rolling Life、今年最後の更新となりそうです。
今年は例年以上に、ほんとに色んなコトがあった、たぶん、僕の人生が大きく変わった年なんだって、思う。東京に来て、まだ2ヶ月、心の底から上京して良かったと思ってる。
僕が、東京に来た理由は特になくて。
夏に最愛の彼女にフラれて、帰る場所を無くして、母親に駄々をこねて泣きじゃくる子供のように、一人寂しく鼻をかんで。。24歳。
そういえば、今年は僕ら「愛と哀しみの’81年世代」は厄年なんだってのを思い出した。
だから、僕は「厄」って意味を辞書で調べてみたんだ。
案の定、「災難」、「災い」って書いてあった。納得。そりゃそうだ。
まさか、「厄」とかいって、その意味は「意外と幸せなコトが起こる様」とか書いてあったら、そんな辞書破っちまおうかと思ってたんだ。
災難、災い、違いない。
僕は甘くて、楽しすぎる10代を経験した後、20代早々、ディープな経験を積んできた。
父親の会社の倒産、家族の別離、学校の授業料も払えず、金も家もなく、一人大阪でトモダチや、友達の知り合いにお世話になりながら、その日のベッドを転々としながらの生活。
そんな中、彼女に出会ったんだ。
彼女はほんとに天使だったんだ。
羽、生えてるんじゃねぇかって、真剣に思った。
僕にいつでも眠れるベッドと、部屋と、やわらかいおっぱいをくれたんだ。
20歳、そこからの3年間は僕にとって何もかもが新鮮だった、彼女との同棲、晩御飯のおかずを買いに、自転車で二人乗り、どこ行くのも一緒、たまに喧嘩しても、すぐに仲直りして、愛に溢れたSEX。
鼻水垂らしながら、仲間と馬鹿話ばっかりして、チンコ出して両手振って歩く僕に「愛」を教えてくれたのは、彼女だった。
毎日、毎日、温かかった。すげぇ優しい時間が過ぎてった。
そして、そんな日々はドラマや小説同様、気付かない内のスレ違いで壊れちゃうんだよね。
フラれた僕は馬鹿みたいに馬鹿になって、馬鹿になった。
そのまま、何も考えず東京にやってきて。新生活がSTART。
別れてから5ヶ月が過ぎて。
...実は、最近、別れた彼女が東京まで僕に会いに来た。
長い時間、一緒に居た。
その中でわかったコトがあって、フラれてあんなに落ち込んだ僕なのに。
別れた後も、やり直したくてたまらなかった僕なのに。
彼女に対しての「大きな愛」は形を変えて「大きな自由」になっちゃってて。
やりなおしたいとか、もう一度愛し合いたいってゆー気持ちは無くなってたんだ。僕の中に。
彼女は泣いてた。たぶん、色々考えて、もう一度、やり直せると思ってたんだ。
僕も少しだけ悲しかったけど、もう後には戻れない、前に進んでる途中なんだ。
そして、彼女は大阪に帰って行った。最後は笑って帰って行った。
僕が生まれて初めて知った「愛」。
愛は愛のまま心にあるけど、今は、もう一度彼女と同じ時間を進むコトを否定した。
たぶん、それも愛なんだ。
いつか、また二人でベッドで眠れたらいいなと思う。もうちょっと、僕等が大きくなってから。
前よりもちょっとだけ大きなベッドで。
これを、此処での今年、最後の文章にします。
甘くてメロウな話になっちゃった。ちくしょう。クリスマスなんて「洒落たお盆」。
僕は「Free style」で東京を楽しみながら、来年も前に進みます。
皆様、ヨロシクお願いいたします。今年はどうもありがとうございました。
one love
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