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現在びっくりするくらいの高いアレルギー値を持つ子供と過ごす日々。
アレルギーを持つ子供と暮らすというのは想像以上に大変。
何が大変って今まで自分が普通と思っていた生活習慣すべてが子供にとってはまったく普通ではなく、通用しないんだ。
これは想像以上に大変。
普通の人が口にする食べ物のほとんど、僕の子供は食べれない。
店で売っているお菓子とか、ファーストフードなんかもっての他。
そんな食品添加物だらけのものを子供が食べたらと思うだけでゾッとする。
とんでもないことになる気がする。
アレルギーの子供と暮らすと必然的に勉強することが増えるんだけど、この現代病とも言える食物アレルギー。
やっぱり原因はこれだよねぇ。
欧米スタイルのライフスタイルの輸入。
やっぱどう考えてもこれだよ。
もっと分かり易く言えばアメリカ的な食事習慣ね。
もっともっとわかりやすく言えばマクドナルドみたいな食事概念ね。
※映画「スーパーサイズミー」見た?この映画を見ると、ああ、ファーストフードは確実に寿命を縮ませるんだなあとわかります。映画としても秀逸。おすすめ!
現代の食物アレルギーの根本はやっぱり、
物事の本質を無視して、とりあえず外見だけを嘘で固めて食わしちまえ、食わしちまえ、後のことなんか知ったこっちゃねえよ。
未来の子孫や外国の野蛮人たちのことなんかどうでもいいから、儲けろ儲けろ、ひたすら儲けろ!毒だろうと何だろうと売っちまえよ!
的な思想のつけだよね。
ほらそれを証拠に現代のこの食物アレルギーを持って生まれた子供の多さ!
びっくりするよ。
3人に一人くらいがアトピーとかアレルギーなんだよ。
33パーセントだよ。
こういう事象を現実に体験してしまうと、やっぱりこう思わざるを得ない。
人間という生物は自分でやった行動が自分に帰ってくるのではなく、自分の愛する者に帰ってくる仕組み。
だから昔の僕がやったことのツケが今になって僕の子供に帰ってきている。
残念だねえ。
もっと早くこのことを知っていれば僕の子供はこんなにも毎晩、毎晩、かゆいよー、眠れないよーと泣き叫ばなくて済んだのに。
ああ。
でも今さら言ってもどうにもならない。
ではどうするか。
それが今回のタイトルにつながる。
今後、我が家は質素の生活を基本とする圧倒的スローフード的ライフスタイルを実行する。
いわば、山田洋二監督、たそがれ清兵衛の中で紹介されたような食生活を実行する。
主食は雑穀。
食品添加物は一切使わず、ダシは昆布、しいたけで丁寧にとる。
肉はほとんど食べない。
たんぱく質は魚から摂取する。
メニューは一汁一菜が基本。
野菜も農薬だらけの中国産とかは絶対喰わない。
この言うなれば、江戸時代中期の貧しい家庭が行っていた食事法を選択する。
そしてここが重要なんだけど、その食生活を”いいじゃない!”と肯定的にしてゆくつもり。
ハンバーガーなんて食べれなくたっていいじゃない。
ステーキなんか食べれなくたっていいじゃない。
スクランブルエッグなんて食べれなくたっていいじゃない。
どうしていつのまにかこれらアメリカ人が好きなものが我が国のご馳走になったんだ?
もともと日本人にはそんなもの向いてないんだよ。
日本人の食生活のベストは江戸時代中期!!
そう考えて生活する。
昔の人はみんなそうやって生きてたんだからいいじゃない。
何も問題ないよ。
そしてこれを子供とともに行うことによって僕らが長年かけて積んでしまった罪をつぐなうつもり。
罪をつぐなうと書いたけど、そうまさにその字の通り。
僕は本当は知っていた。
若い頃から知っていた。
こんな自堕落でふざけた食生活が体にいいわけないと。
知っていながら生活態度を改めなかった。
食い物にじゃかじゃか科学調味料という白い麻薬をかけ続けた。
毎日毎日、発砲スチロールにセットされた乾燥麺という劇薬にお湯を入れ続けた。
これがこの結果だ。
ざまあねえ。
だから自分がやった分は自分でつぐなう。
麻薬中毒患者が10年分のつけを、10年禁断症状に苦しみながら生きるように。
だけど最後に言いたいことは1つある。
FUCK!! 味○素!!
僕は子供が生まれた時、この可愛らしい悪魔のような小瓶をゴミ箱にたたっこんだ。
そのことをよく憶えている。
これから子供を産む人々よ。
頼む。
科学調味料はゴミ箱に捨ててくれ。
子供の幸せのために。
余談:
そんな我が家で現在もっとも流行しているのは"相撲”
相撲の気合でアレルギーの鬱憤をぶっとばすのだ。
楽しい。
色々大変だけどリラックスしてゆくつもりです。
2006-5-15
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