皆様、こんにちは &はじめまして。
フリースタイルライフ編集ディレクターのMIZKと申します。
本来は僕なんかよりももっと魅力的でパワフルな生き方をしている人をご紹介しなければならないのですが、お正月ということもあってすぐには原稿を用意できないので今回は何とぞご勘弁を。(でもその分、改めて新年の所信表明もかねて自分をさらけ出させて頂きます。)
僕の半生を聞いて是非、人間何とかなるなぁと思ってやってください。
http://www.mizk.net/
僕は年齢は35歳で職業はフリーのWEBディレクターです。現在、妻一人子一人母一人で暮らしています。30才くらいの時にこの仕事で独立し、最初はロクにご飯を食べれなかったんですが、今はありがたいことにこんな僕でも必要だと言ってくれる人たちのおかげで、なんとかこうとか、冷や汗をかきながら家族ともども生かして頂いている次第です。
僕はこのフリースタイルライフというWEBの発起人の一人である訳ですが、ではなぜこのサイトを立ち上げたのかと良く聞かれます?
その理由はいたって簡単でこういうことです。
”このサイトを通して昔の僕のような、どうにもこうにも上手く生きることが出来ない人々にメッセージを送りたい。”
”そして願うならば、ほんの少しでいいからこの世界に希望を持って欲しい。この世界もまだまだ捨てたもんじゃないなと思って欲しい。”
色々なコンテンツがありますが結局のところこれが全てです。
よく人から青臭いとか、熱いよ!と言われますが、でもまあ本人は意外にシャラッとこんなことを思って生きています。
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昔の僕のような…とありますが、僕は10代から20代にかけて本当にこの社会というものに苦しめられました。
本当に辛かった。
そして憎かった。
今でもどこかで会ったらぶん殴ってやろうリストが僕の胸の中にはあります。
憎くて憎くてどうしようもない人間がたくさん胸の中にいます。
もともと10代の頃から人間関係に悩み、生きることが苦痛でしかたなかった僕はやっぱりとても弱かったのでしょう。大学を出て社会に出てみたものの、この社会の冷たさ、過酷さにとても耐えることは出来ませんでした。
だから当然こういうことになりました。
10回以上にも及ぶ、転職&失職。
まず大学を出ていきなり仕事がありませんでした。
いや仕事がないというより就職する気がなかった。
だからと言ってフリーターになったわけでもなく、ただ家にいました。
今で言うニートですね。
僕、もろにこれだった。
だけど、ずっとそれでいられるわけもなく、一年ほどして求人広告会社に就職しました。
ラッキーにも正社員で採用されたのですが、嬉しかったのは最初だけですね。すぐに毎日深夜まで続くその激務にグチばかり言うようになった。
そして一年後、あっけなく辞めた。
会社や上司からさんざん
”お前なんかどこに行ったって通用しない!!”
と言われながらなかばケンカ別れみたいな形で会社を辞めました。
そしてここから僕の仕事ジプシーが始まります。
本当色々なことを経験しました。
仕事は嫌いだったけれど、かといって死にたいわけでもなかったので、ありとあらゆる仕事をしました。
パッとあげるだけでも、
デートクラブの店員
バーテン
アダルトビデオ制作会社のAD
酒屋の配送
調査業(いわゆる探偵)
日雇い労働
ラブホテルの清掃
オフィスの什器設置職人
派遣会社
バイク便
スカイパーフェクトTVの設置スタッフ
カジノ喫茶のスタッフ
ボッタクリキャバレーのボーイ
などなど、きっとまだまだあったような気がします。
そしてそんな訳のわからない時間をすごしながら、僕はもうダメかと思っていました。
こんなグチャグチャな経歴を持つ僕は二度と光のある世界に戻れないんじゃないかと思っていました。
そしてどんな仕事にもなじめず、はじかれ続ける僕は最終的に詐欺師になることさえ画策したりしました。
このどうにもならない社会というものに詐欺という方法で復讐してやろうと思いはじめていました。
そして着々と犯罪者になる道を歩きはじめました。
この頃になるともうまわりは僕のことを見捨てはじめ、寂しい日々だった気がします。
でも転機は訪れました。
というより、死にものぐるいで転機をつくりました。
それはハッタリだらけのやり方でもう一度広告関係のわりと大きな会社に再就職することに成功したんです。
最初はそんなこと可能か?と思ってました。
でも意外にもなんとかなったんですよね。
そのきっかけは、僕のことを見捨てなかった人が言った一つの言葉。
”やる気があれば若いうちは絶対になんとかなる。どんな経歴を持っていようと何とかなる。だけど条件は一つだけある。それは笑っていること、そして人に心を開いていること。これがないとダメだ。”
このアントニオ猪木みたいな言葉に僕は勇気づけられました。
僕の経験上、この言葉は真実です。
仕事につけず苦しんでいる人が今はたくさんいると思いますが、この言葉を信じて、笑って、心を開けば絶対に道はひらけます。
本当ですよ。
そしてこの会社で僕は広告に関するスキルを改めて学び、仕事になんたるかを改めて知り、社会性というものを身につけたと思います。
そしてそこからさらにレベルアップを目指し、もう少し大きな仕事が出来る広告会社へと移ることに成功し、最終的に独立。
現在に至ります。
独立した後も、世界はそんなに甘くないですから、食うや食わずの日々もありました。
彼女に食わしてもらう日々もありました。
本当、情け無い思いの日々もありました。
だけど、僕はこの”笑って、オープンハートで!”で常にやってきました。
そして、もうひとつ。
”自分に正直に!”やってきました。
やりたくないことは正直にやらない、と言ってやってきました。
そのかわり自分でこれは世の中に必要だと思えた仕事は、無償でもすすんでやってきました。
そうするとですね。
そうするとですね。
いつのまにか
すっごい人に出会ったり、
すっごい仕事が向こうからやってきはじめたんですよ!
これは本当に嬉しかったです。
自分に正直に、自分の本当の気持ちで、この世を渡ると意外にも人生ってうまくいくことを知りました。
30才を過ぎて。ようやく。
そして現在は堂々と言えるんです。
I’m HAPPY!!
って。
でもこれを言うのに33年間もかかりました。
長かったなぁ、あはは。
とにかく僕はこのサイトを通してそんなことを伝えたいのです。
そして同じようにタフにこの融通の利かない社会を泳いで来た人々のことを皆に伝えたいのです。
こんな私ではありますが、皆さん是非お力をお貸しください!
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします!!
・・・・乱文、失礼いたしました。 2006-1-2 MIZK
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