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自分流のスタイルでこの世を生きる人々。
 




 LIFE.4  JJSC理事長 平山昇さん

by フリスタ編集 MIZK

平山昇さん。

年齢56才。

2000年4月に務めていた会社を辞め、現在はJJSC = NPO法人 自主事業サポートセンターの理事長を勤め、シンポジウム”就職しないで生きるには?”など興味ぶかい企画を世に打ち出す。
WEB ⇒ http://jjsc.jp/

平山さんへの賛同者も多く、ビート詩人で有名なムロケンさん、ふーてん詩人フーゲツのJUNさん、ヒッピー詩人ドクターセブンさんなどハミダシ著名人も積極的に平山さんのイベントに参加して話題をふりまく。

平山さんがこのNPO法人を作った理由は明快。
リストラされた中高年、ニート、フリーター的若者など、ドロップアウトしたか、されたかの下流社会人たちをサポートするため。 

そして"人間には色々な生き方があって、決してレールの上だけのものではない。そのことをきちんとこの社会にメッセージとして発信したい。

今回はそんな自由人にして詩人、NPO自主事業サポートセンターと、本づくりSOHOダルマ舎を主宰する平山昇さんをご紹介します。
平山さんの生き方はきっとあなたに勇気を与えると思います。




―― こんにちは。本日はインタビューを受けて頂きありがとうございます。(インタビュアーMIZK)
平山さん(以下H) こちらこそ、こんにちは。


平山昇さん
―― まずは簡単に現在に至る経緯をお聞かせ願えますでしょうか。
2000年までは普通のサラリーマンでした。でもまあ、会社内で色々とありまして結果的に退社しなくてはならないことに。
それで、まあ、どうせ会社を辞めるならこれからは自由にやりたいなあと思い、現在に至ります。
――会社を辞められた当初はどんなお気持ちでしたか?
”生きていけるのかなあ・・・”というのが本音ですね。失業保険をもらいながら職業訓練でDTPを学び、とりあえず簡単な出版のスキルを学びました。
――なぜDTPを?
単純に本が好きだったので、その本を作って生きていければ楽しいなあというシンプルなものでした。それで本づくりSOHO"ダルマ舎"という名前でSOHOを始めました。

WEB⇒ http://darumabc.com/
――始められてどうでしたか?
最初の一年は正直まったくお金になりませんでした。だから色々なバイトをしながら生活していました。
そのうち面白いオヤジがいると雑誌AERAなどに取り上げられたりして、少しずつ仕事がもらえるようになって、 まあなんとかやっています。


――平山さんの独立を後押ししたものはなんだったのでしょう。
もともと勉強が嫌いで、高校生の頃から新宿でジャズにどっぷりでした。40年前の新宿にはビートやフーテンがいましたが、その後の日本の反体制運動は学生運動が中心でした。学生運動した人たちも、やがてサラリーマンになって、現在はリストラ対象か定年間際になり、その子供たちには下流社会化がすすんでいます。だから、リストラなんか怖くない、これからは昔にもどって、貧乏でもやりたいことをやろう、例え社会から迷惑がられようと、それが「下流」化の原因だと言われようと、団塊は不滅だというのが、団塊の本懐です。。


↑若い頃の平山さん


――なるほど。
そして色々あって会社を辞める前後に、かつてビート、ヒッピー、フーテンで、現在も同様にして生きている人たちと再会したのです。そして、その連中に誘われて、2000年の夏に開かれたヒッピーイベントの"いのちの祭り"に参加しました。

――長野で開催された夏の野外イベントですね。

そうです。
そして私はその光景に驚きました。
全国から5000人もの現役のヒッピーが来ていて、皆、自分の好きなスタイルで、オヤジでも髪はポニーテイルがあたりまえで、みんな楽しくやっていて、日本にもカウンター・カルチャー的生き方をしている人々がこんなにたくさんいたのだ、と。

これには本当に驚かされました。
と同時に「俺もこれでいくか」と勇気づけられました。
人生はやる気さえあれば好きに生きることが出来る!って。





最初は"会社をやめて本当に生きられるのか?"と考えもしました。

でもいざ独立してみたら、ストレスはないし、好きなことは出来る、好きなことを通して友達も増える。収入は確かに減ったけど、それにはかえられない自由を手にいれました。
なんとかなるものですよ、人生は!

だから私は会社勤めをしている友達に冗談を交えこう言うんです。
"おい!まだサラリーマンやっているのか。早く辞めたほうがいいぞ!" って(笑)


――(笑) 僕も会社を早々に辞めた組なので大変よくわかります。

話は変わりますが、今年平山さんが行ったシンポジウム”就職しないで生きるには 〜ビート的生き方/Beat Style〜”について少しお聞かせ願えますでしょうか。
はい。これはレイモンド・マンゴーの"就職しないで生きるには"という本を参考にして企画しました。



パネラーとして参加していただいたムロケンさん、ドクターセヴンさん、フーゲツのJUNさん、それぞれ"就職しないで生きる"を実践して来た人です。
その彼らの生き方をとおして、フリーター、ニートと呼ばれる若者にとって参考になる話を知らせたかったのです。これは、今の若者が生きにくい社会を作り上げた団塊の世代の責任としても是非やってみたかったのです。

レイモンド・マンゴーの"就職しないで生きるには"は、1960年代にコミューン暮らしをしていたヒッピーたちが、街に出で「コレクティブ」などをつくって始めた商売をフィールドワークしたものですが、その後アメリカでは、そういったカウンター・カルチャー(対抗文化)的生き方の中から、パソコン文化やNPOやインターネットが生み出されてきたのです。
ですから、"就職しないで生きるには"は、現在の日本に必要なキイ・ワードなのです。


――若者は集まりましたか。

はい、ありがたいことにそんなに多くはないですが、来てくれました。
うれしいことです。

――なんでも今後はNPOの企画として”ドロップアウトカレッジ”というものを実施するとか。それはどういうものなんですか?
世に言う「ニート」が生まれる背景に、上昇への脅迫や、そこからの挫折や、その結果によるコンプレックスや、若者にそれを生じさせる「スクウェアな社会」があるとすれば、それを逆手に取って「下流社会」を涼しい顔して生きていくという生き方と、その学び方は、充分に成立すると思います。
幸いにも私の周りには会社に勤めるでもなく自分の力で生きている人がたくさんいるから、そういう人を講師に招いて、座学だけでなく、実習やフィールドワークも含めて、新しい生き方をレクチャーしたいと思っています。
それがドロップアウト・カレッジです。


――それはまさに現代のニーズにぴったりの企画ですね。
『下流社会』という本が売れています。なかなか分析の鋭い本なのですが、書いているのはマーケッティングが専門の人で、「みんな意欲を持たなくなったら、高価なモノが売れなくなるから困る」みたいな思惑も読めます。"上流、下流"も、"勝ち組、負け組"も、ものの見方としては分かりやすいけど、人生は、そんなものではないと思いますね。
格差つけして、コンプレックスを持たせて、奮い立たせようなどというのは、あまり上品なやり方ではないですね。コンプレックスを持つ若者を増やすだけで、そんな脅迫が、逆に「ニート」を増やしているのだと思います。


――僕もまさにそう思います。

誤解のないように一言言っておけば、自由に生きるとは、楽して生きることではありません。国や行政、さらには仲間をあてにすることでもありません。要は、自立することです。私たちのNPOがやろうとしていることは、そのサポートなのです。
自由に生きる、自立するのはけっこうたいへんなことですけど、いろいろなことを経験したり、失敗したり、挫折したりということは、人生にはマイナスではありません。挫折は早いほうがいいですね。それから貧乏も気にしない方がいいですね。


――最後になりますが、今現在迷える人々に何か一言お願いします。
はい、では、一言。
私は今、収入は少ないけど、けっこう幸せです。

"下流社会を涼しい顔をして生きていく"、みなさんもそう生きてみませんか。


――はい、パチリ
 
――本日はありがとうございました。



※お知らせ
フリースタイルライフTOPページより、平山さんのブログを見れるようにしました。皆さん是非平山さんのメッセージを感じてみてください。


☆インタビューを終えて

平山さん、そして物質文明を否定して精神的な自由を求めるビートジェネレーション、はるか50年も前のアメリカに沸き起こったこの現象が今再びこの世界に求められている。
常々そんなことを思っている僕にとって平山さんとの話しはたいへん興味深かった。

そしてドロップアウトしても大丈夫。
人生はそこから広がってゆくだけというメッセージはまさに現代の人間に必要なものだと心から思う。
平山さんのイベントなどに今後は積極的に参加させてもらおうと思っている。
アンテナにピン!と来た人は是非ご一緒に。

(MIZK)


 





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