昔の週刊プレイボーイにて吉本隆明氏は人生相談のページを連載していたんだけど、(※何ていうタイトルだったけな。忘れちゃった。)そこでの回答にこんなのがあったんだよね。 確か、相談内容は自分は夢があるんだけど、持続できずすぐ才能がないと思って挫折しちゃうんです、どうしたらいいでしょうか?みたいな感じだったかな。 そこで吉本氏はこう言うんだね。 ”才能のあるなしなんか関係ない。10年ひとつのことを持続すればどんな奴でもまあ、ものになる。” って。 吉本氏が言うには、世の中のどんなポっと出に見える人でも、まあ、間違いなくその背後には10年があるって言うんだね。そう見えない人は、そう見せないポーズをとっているだけだって。 そしてことをなした名前を残している人のほとんどに、もともと才能なんかなかったんだよって。※ここで吉本氏は三島由紀夫の名を出して、この人は才能がなかった人の典型と紹介している。才能が無いのを自分で知っているからあんなに自分を研ぎ澄ましたんだそうだ。 ただ重要なのは、この”持続する”って言うことで、持続するってことは、毎日が、かけ算になるんだそうだ。 ほんの少しづつでも、必ずやっていれば、毎日の努力はかけ算のように伸びてゆく。しかし、その反対にとぎれにとぎれに持続した場合は、それはたし算になってしまうんだそうだ。かけ算とたし算。それは時間がたつとともに、恐ろしい距離の差を生む。 この10年やればっていう言葉に吉本氏は、本当に自信を持っているみたいで、もし10年持続して、ものにならなければ、この首、差し上げてもいいですよとまで言っている。 ふーむ、これは、本当かもしれないぞ。 よし、10年続けよう!! フリスタ編集長 MIZK 2008-6-17
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