君は、ハイブリッドコピーライター竹島靖を知っているか!?
その名の通り、ハイブリッド=複数の顔を持つ竹島氏。
1960年生まれ現在49歳、妻1人、子2人。この世界を自由型で生きる者の大先輩。
今まで受賞した経歴をざっと並べただけでも壮観。
【受賞歴】
宣伝会議賞=金賞・銀賞・銅賞・入賞5点。
ユーモア広告大賞=優秀賞2点・入賞3点。
毎日広告デザイン賞=優秀賞・部門賞。
TCC広告賞=L部門賞ノミネート。
【著作】
2007年11月、『住育のすすめ』(竹島靖著/角川SSC新書)を刊行。 |
|
|
今回はそんな竹島氏が自由型の人生100に登場!!!
世界を自由に生きたい者よ。読むべし!
取材協力:下北沢スローコメディファクトリー
http://slowcomedyfactory.oyucafe.net/
|
スローコメディファクトリー
…
おもしろく刺激的なイベントを行い、いろんな人が集い、飲み、出会うライブカフェ。
単なるカフェではなく、人が人や作品と出会うことで、じわっとスローにクリエイティブな化学反応や熟成が起き、いろいろユニークなものが生まれてくる場。
若い劇団員やアーティストの方も気軽に過ごせるように、ドリンクは、500円から。フードは、ほぼ全品300円(野菜中心)。
チャージなしのキャッシュオン・デリバリー営業。
※竹島さんにご紹介いただいたんですが、とにかく、ここは面白い店です!!!一度は行ってみることをお勧めします。はい。(MIZK)
|
***
---竹島さんご無沙汰しております。幕張ベイタウンでの『What's
Baytown?』企画ではお世話になりました。
「こちらこそ。あれは楽しい仕事でしたね。」
|
「What's
Baytown? 」vol.1
海浜幕張にあるベイタウンという新興都市にて作成された話題のフリーペーパー。竹島氏はコピーを制作および監修。
フリーペーパーでありながら100ページ近いボリュームがある滅茶苦茶クオリティの高い一冊。
幕張に住む人100人以上を取材し掲載されている。ちなみに僕MIZKは見開き2ページで掲載されています(笑) |
---今回はせっかく出会ったご縁を生かして、自由型で生きる先輩であるところのお話でも伺えればと思いまして。
まずは、竹島さんが生きることにおいて大切にしていることってナンですか?
「そうですね。『ライフ is コメディ!』という考えで生きてゆくことでしょうか。
人間はコンピュータで言えば、ハードとかメディアの部分だと思うんですよね。
そこに何をインストールするかで人生が変わる。だったら楽しいものをインストールしたほうがいい。何をインストールするかは自由だからね。何も好きこのんで暗くつまらないものをインストールしなくたっていい。
僕から見ると、人生っていうのは自分の嫌なことをし続けるには長すぎると思うんだよね。だから我慢なんかしないで、自分のやりたいようにやったほうが僕はいいと思う。」
---『人生は嫌なことをし続けるには長すぎる…』 いいことを言いますねえ!!!始めから!!(笑)
「人生そのものは無色透明で、メディアにすぎないんじゃないかと思う。どんなOSやアプリケーションソフトをインストールするかで意味は変わってくるんじゃないかと。だから仕事もプライベートもコメディだと割り切って、自分で勝手に楽しむべきだと思うよ。うん、自分で楽しくしよう。」
---でも、そうは言っても、楽しいことばかり!とは行かないのが人生ですよね。
「うん、その通り。でも、人生は苦しみも悲しみも辛さもひっくるめて全て。そういうことを知ることによって、初めて幸せとか、楽しいということを実感できる。
昔、レストランガイドの仕事をしているころ、レストランのフルコースを毎日食べてみたり、銀座のえらく高い寿司を毎日食べてみたりしてみたんだけど、一週間ぐらいで飽きて、美味しいものも、あんまり美味しいと思えなくなった。
人生も、きっとこれと一緒なんでしょうね。」
***
---話、変わりまして、なぜハイブリッドコピーライターという肩書きをつけたんですか?
「ハイブリッドというのは、複数のエンジンという意味なんですけど、コピーライターではあるけれど、コピーライター以外のことを逆に積極的にやってやろう!という意味合いで名づけました。
実際に現在は7つの顔くらいはあると思います。」
---竹島さんが創設された日本フリーランスクラブ、これもまたいいですよね。
|
|
「ほんと?知ってました?どうやって知ったの?(笑)
日本フリーランスクラブはクリエイティブの仕事をする人たちが、幸せに続けていくために『何かできないだろうか』という思いから生まれたクラブなんです。
合言葉は、仕事は自分で楽しくしよう!!
その合言葉をもとに、まあ、いい大人たちが時にまじめに、時にバカバカしいことをやっていたりしています(笑)」
日本フリーランスクラブ WEBサイト
http://www.jfc-freelance.com/
---竹島さんの仕事に対する考えなどお聞かせ願えますか?
「短刀直入に言えば、仕事には、食うために絶対必要な、『ライスワーク』と、食えるかどうかわからないけど、自分が生きるために大切な『ライフワーク』があると思っています。
そのバランスが重要で、今までの日本人は、ライスワークのほうばかりに力を入れすぎてきたと思います。これからの日本人が幸せを感じるには、ライスワークを持ちながら、ライフワークも持つ。
そういう人が幸せになれる時代だと思います。一年に1回でも2回でもいい。金銭関係なく、自分で本当にやってみたいことをやってみる。そういうことは、実は大きなものに結びつく気がします。」
---しかし、自分のライフワークがわからないという人も多いと思うんですよね。そういう時はどうしたらいいですか?
「自分の好きなものや、好きなこと得意なことってありますよね。これをAグループとします。
次に、自分以外の人があまり出来ないことや、やっていて過去に、ほめられたことなどをBグループとして書き出してみます。
そのAとBがあわさる中間点に、その人のライフワークのヒントがあると思うんですよね。
これを私は『自分の立ち位置判定チャート』と呼んでいるんですが、簡単なので一度やってみるといいかも知れませんね。」
---今、同時進行で頑張って生きている全国のクリエイターへ一言メッセージをいただけますか。
「戦略、健康、適度ないい加減さで行こう!!!(笑) 特に最後のは大事よ(笑)」
***
---最後に、出版された著作『住育のすすめ』についてお聞かせください。
「僕自身、今まで20回ぐらいも引っ越してきて、ずっと根無し草で行くかと思ってたんですけど、ひょんな経緯から、実は家を買うことになってしまったんですね。持ち家に憧れたことは、まったくなかったのですが。
でも、これがまた、苦労につぐ苦労で…
そして実体験からこう思ったんですよね。『日本には住まいに関する教育、いわゆる住育が無いって。』
海外とかだと、けっこうちゃんとあるんですよ、住育が。 ちゃんと大人が子供に自分の住むところの重要性やメンテナンスなんかを教えてるんです。
でも日本は違いますね。ほんと無知なまま、皆、大人になっていたんだなあと我が身を通して感じました。だから、多くの偽装問題に巻きこまれたり、欠陥住宅を買うはめになっちゃう。
なので、せっかくなので家を買う際の実体験や、業者は決して言わない話なんかをまとめてみました。生活者側からの視点なので、凄く好評みたいですよ。」
---竹島さんの言っていること凄くよくわかります。僕も今、賃貸で一生いくか、思い切って家を買うか、ずっと考えているんですけど、こういう本に出会えてよかったです。
「この本には、夢や希望はあまりないのがいいんですよね(笑)この日本という国で、家を買うとはどういうことか?そういうリアルなことを、徹底的に掘り下げています。
残念ながらこの国の住宅事情には矛盾があります。30年しか持たない建物に、多くの人々が35年のローンを組む。おかしいですよ。完全に。狂ってると言ってもいい。
そんな狂ったシステムを、この国は政策の一環として煽ってきた。よくシックハウスとか言いますが、僕なんかは、そういうのを通り越して、シックジャパンとさえ思います。
そんな状況のこの国の中で、それでも楽しく家を手にいれて生きていく方法ってあると思うんですよね。
賃貸には賃貸のメリットデメリットがあり、持ち家には持ち家のメリットデメリットがあります。どちらが上とか下の問題ではない。それを把握したうえで、どちらか選べばいい。
この『住育のすすめ』は、そのガイドになれればと書かれています。きっとお役に立つと思います。」
---貴重なお話。今日はありがとうございました。
***
フリースタイルライフ、竹島靖氏登場記念!!
『住育のすすめ』2冊プレゼントします!!!のお知らせ。
※右、須田さん。
竹島氏のご好意と、下北沢スローコメディファクトリー店主須田氏のご協力により、『住育のすすめ』※サイン入り を2冊プレゼントします。
本が欲しいかたは、このフリスタ竹島さんの記事をプリントアウトして、スローコメディファクトリーへと持ってゆきましょう。
下北沢スローコメディファクトリー
http://slowcomedyfactory.oyucafe.net/
そして店長、須田さんに、こんにちはをして、一杯飲んでいくこと!これが応募条件(笑)
スローコメディファクトリー、そして須田さんに出会うことは、あなたの人生を大きく変えるかも知れません。
それぐらい、エネルギーを持った人がこの店には夜な夜な訪れます。
人生を自由型で泳ぎたい人!!!
勇気を出して行ってみよう!
|
|
2009-11-17 by
フリスタ編集長 MIZK
◆◆◆◆◆
|