LIFE.20 奇祭評論家 "杉岡幸徳" さん
2007/3/1 インタビュー by 雑魚ゾンビ
杉岡さん「よろしくお願いします。」
杉岡さん「昔の日本も多分、もっとオープンで開放的だったのではないでしょうか。」 渋谷にて
奇祭評論家は仮の姿・・・。小説家になりたい、写真家になりたい、映画監督になりたい・・・。 世の中にはクリエイターと呼ばれる仕事に就きたい数多くの人々がいる。普通に、純粋に夢を追い求めて、そのまま食べていけるようになる人は一握りだ。夢破れ、中々踏ん切りのつかないまま、悶々とした現実の日々を送っている人々も多いのではないだろうか。 (実際、ボクもそうである。) そんな中、「奇祭」というニッチな部分に目をつけ、着々と活動の範囲を広げていく氏の生き方は、新たな巧妙を見出す活路のように思える。実際、氏は執筆活動のみならず、テレビ・ラジオのコメンテーター、レポーター、近日にはアメリカ映画で俳優を務めるまでの多彩な活動ぶりである。
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1994年に「パルプ・フィクション」でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞したクエンティン・タランティーノ。彼は、処女作「レザボア。ドッグス」の脚本をハリウッド中の映画会社に送りつけた。毎日の食事にも困るほどの貧しさで、時には着払いで送りつけたこともあったらしい。 また、映画「デート・ウィズ・ドリュー」の監督、ブライアン・ハーズリンガーは、クイズ番組の優勝賞金で得た1100ドルの賞金を元手に映画を製作し、成功を収めた。製作直前の彼の貯金残高は、わずか300円程であったらしい。今やメジャーとなった彼らににだって、杉岡氏のような「不遇の図書館時代」があったはず。大切なのは、そこで卑屈になったり、周りと比較してネガティブにならないこと。ひたすら前を見つめて行動すること。単純だが、世の中そういう風に生きていった方が紛れも無く得である ・・・そんな風に感じた。
雑魚ゾンビ「一番悲惨なのは、97匹の中で不満爆発していながら、なかなか3匹に紛れ込めないヤツですね。」
奇祭評論家という、教科書にも13歳のハローワークにも出てこない職業を自ら作り上げてしまった杉岡氏。インタビューを終え、氏と朝まで飲み明かし、ボクは改めて一つの確信を得た。
「世の中に、選択肢は多い」
信念を持って行動することが、選択肢を広げることに繋がるのだ。 杉岡氏はその、生きた証である。
*** 2007-3-1 by 雑魚ゾンビ
雑魚ゾンビ(ザコゾンビ)〜プロフィール〜
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