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 LIFE.14 シンガー "海香子"さん
by フリスタ編集 MIZK /PHOTO・フォトノス金子


■海香子(ミカコ)プロフィール
 
高校在学中よりモデルとして活躍。
美術大学に通いながら女優・レポーター・ラジオDJなど、タレントとして活動後、かねてから志していた音楽の道に進むため、芸能活動を一時中止。
現在はソロ活動が中心だが、We are the All StarsなどのバンドでもHiper唄うたいとして活躍中! !
また、「忘れ去られてしまった、オシャレな音楽やファッションを、現代風に蘇らせる」という、女の子だけの団体、→NEO GO!GO!「GLORY GO!GO! GIRLS」 http://www.m-revo.com/gogo/ のリーダーでもあり、キラキラ&ハッピー大好きな女の子たちのファッションリーダ的存在である。

ラジオ出演中!
HBCラジオ: 毎週月曜19:20~
『ミラクル 海香子』(生放送)
ウィークデーナイトは遊ばないと!!内1コーナー

FM新さっぽろ: 毎週月曜21:00~
『WHO-YA』

オフィシャルホームページ : http://www.micako.com



恋のカケラ [Single]

1. 恋のカケラ
2. GO!GO!GO!
3. ミライ

発売元:エム・エンタープライズ
発売日:2006/7/7
価格:¥1,000(tax in)
JDCコード:MRCJ-5007

『ミライ』
スガイエンタテイメント日本ハムファイターズ公式キャンペーンソング。


自由型の人生100 Vol.14 今回は今年の7月に”恋のカケラ”というマキシシングルをリリースしたシンガー海香子(ミカコ)さんにフォーカスを当ててみました。

ただ華やかで美人というだけではない、彼女の人生観、思い。

”ドロップアウトは私にとって新しい第一歩でした。”という言葉の裏には何があったのか。そんなきっとフリスタでしか聞けないことをじっくり話してもらいました。


◆◆◆◆◆


---MIZK「海香子さん、こんにちは。」


海香子さん 「こんにちはー。おひさしぶりです。」


---MIZK「シングルリリース、日本ハムファイターズのキャンペーンソング、ラジオと凄く忙しそうですね。」


海香子さん 「ありがとうございます。おかげさまで毎日忙しいですけど楽しくやらせてもらっています。北海道はめちゃめちゃ盛りあがってますよ〜」


---MIZK「今回のインタビューですけど僕はあえて海香子という人物の華やかな面ではなく、その真逆のシリアスなところに迫りたいと思っています。よろしくお願いします。」



海香子さん 「はい。わたしもそうしてもらえると嬉しいです。まわりからアイドル的に持ち上げられることが多いのですが、本当の私は実は違います(笑)

さらけ出します(笑) 」


---MIZK「幼い頃はどんな感じでした?」

海香子さん 「体の弱い子でしたね。喘息がひどくて家から出れない日々が多くて、父と母が少しでも空気の良いところをと東京から千葉に移住しました。千葉の稲毛海岸というところで中学2年生まで過ごしました。」


---MIZK「学校とか友達関係とかどうでした?」


海香子さん

「私はいじめられっ子でしたね。高校生になるまで親友と呼べる人がいませんでした。人に思いを伝えるのが凄く下手で... それとどうしてかわからないんですけど、凄くやっかまれることが多かったんですよね。学校の先生とかにもあまり良くはしてもらえなかった気がします。」



---MIZK「体が弱いのもあわさって大変な子供時代でしたね。」


海香子さん 「そうですね。だから私はイジメという事象が今でも絶対に許せないですね。イジメという問題には色々な視点があると思うんですけど、だけどやっぱり最終的には絶対に許せない。」


---MIZK「僕も同感です。僕も体が小さかったからいじめられた時期があります。今度、昔いじめられっ子だった人で今、立派に生きている人たちの言葉を集めて今度まとめてみたいと思ってるんですけど、海香子さん一緒にやりません?」


海香子さん 「やります!絶対やります!」


---MIZK「やった(笑)心強い味方が増えた。」


海香子さん 「とにかく、いじめに関してはその負の連鎖を絶対に断ち切らないとと思っています。

自分がやられて嫌なことは絶対に他人にはやらない。そのもっとも基本的なところをしっかりと伝えてゆきたいと思っていますね。

そして気分の良い連鎖をつくって世の中を少しでも良くしてゆきたいです。」


---MIZK「今、思えばいじめらっれ子の経験をどう思いますか?」


海香子さん 「辛かったですけど、その経験を通して私の中に”絶対に私は人が嫌がることはしない!人に楽しんでもらえるプラスのことしかしない!”っていう誇りのような核が形成されたとも思っています。

そしてそれが全ての活動、作品のバックボーンになっていると思います。そう思えば私がいじめられたことにも意味があった、そんな風にも思います。いじめられっ子で良かったと今となっては思えます。」


---MIZK「いじめられたことにも意味があった。。。凄く勇気のもらえる言葉です。」




***





---MIZK「海香子さん、あれですよね以前は女優やレポーターなどのタレントのお仕事なさってましたよね。それをやめられた時の話しをお聞かせください。」


海香子さん 「うーん、色々あったんですけど、最終的には理想と現実のギャップに耐えられなくなってしまったというのが本音ですね。色々な仕事をさせていただいたんですけど、正直に言って自分のやりたいものではなかったんですよね。

やっぱり私は子供の頃から思い続けていた歌い手になりたかった。それを芸能活動をすればするほど強く感じていって、結局タレントとして所属していた事務所を辞めました。人生のリセットです。でもその時の経験も私の大事な経験だと思っています。」


---MIZK「言葉を変えればこの時期はドロップアウトの時期ですよね。」


海香子さん 「そうですね。ドロップアウトですね。ほんと色々なことを考えさせられました。将来のこととか。」


---MIZK「僕も典型的なドロップアウト組ですが、社会からのドロップアウトというものに対して海香子さんはどう思っていますか?」



海香子さん 「私はドロップアウト大賛成なんです。ドロップアウトすることによって気づくことや、見えてくるものがたくさんある。それと同時に例え明日私が死んだとしても、この地球は回っている、世界は何も変わらないというようなことも改めて認識できるのがドロップアウトなんですよね。

悲しいことに仕事とかで追い詰められて自殺してしまう残念な人々が後を絶たないですよね。でも変な言い方だけど私はもっと胸をはってドロップアウトすべき!と思っています。ドロップアウトは決して負けではないんです。

ドロップアウトは新しい人生へ踏み出すための第一歩なんですよ。」





***



---MIZK「海香子さんコンプレックスとかはありますか?」


海香子さん 「私はコンプレックスの塊ですよ。小心者だし。」



---MIZK「どんなコンプレックスなのですか?」


海香子さん 「私は器用で何でもある程度のことは出来るんですけど、でも決して一番にはなれないんです。突出できないというか。自分から新しい何かを生み出せないというか。。。そのことに対してもの凄くコンプレックスがあります。いつも自分には何もないような気がしてしまう。そのことに深く悩んだ時期がありました。

でも今はそれさえもプラスにとらえて謙虚に様々な人、世界から吸収し勉強させてもらうことを心がけています。自分から生み出せないのなら色々なものを吸収させてもらってそれを海香子流に調理して皆に提示する。それでもいいんじゃないかと最近ようやく思えるようになりました。」


***


---MIZK「話しは変わって”恋のカケラ”のジャケットいいですね。」


海香子さん 「ありがとうございます。これは友達に紹介してもらったマキっていうデザイナーの手によるものです。

会った時に凄く感じるものがあって即、ジャケットデザインをお願いしました。とにかく作りたいように、感じるままに創って!ってお願いしました。」


---MIZK「エナジーを感じるいい作品ですよね。」


海香子さん 「ものを創る人の制約や窮屈さを私は知っているのでマキには本当に自由に思う存分やってと伝えました。できあがったものを見て私は”クリエーターの本気”みたいなものを表現できたなと思いました。」


---MIZK「最後に今後のビジョンや目標など。」


海香子さん 「凄く誤解されやすい言い方なんですけど、私は遊び人として生きてゆきたいんです(笑)

そして人を楽しませて生きてゆきたい。めくるめく素敵なミラクルな人生。歌い手というよりも、海香子という存在そのものを認められて生きてゆきたい。

でもその為の努力を惜しまないようにしたいです。私は毎日チャランポランに遊んで生きているようによく思われますが本当は意外と大変なんですよ(笑)

あと、わたし、”ありがとう星人”なんで全てのことに感謝する大切さをもっともっとこの世界に、次の子供たちの世代に広めてゆきたいです。

そして少しでも多くの人を幸せにするために、少しでも多くの人の笑顔を見るために私は頑張っていきたいです。 」


---MIZK「本日はありがとうございました。」




海香子さん 「こちらこそ、ありがとうございました。」












2006/9/20

東京国際フォーラム

Photo フォトノス金子




***

☆インタビューを終えて

海香子さんとはフリスタメンバーでもあるPani.kさんを通じて知り合いになった。お会いしたのはこれで2度目なんだけど予想していたよりもずっと波長があって正直驚いた。またフリースタイルライフのメッセージの良き理解者でもあり非常に嬉しい。

順風満帆に生きていきたように思える海香子さんの歴史には実はさまざまなマイナスの因子があった。だけど海香子さんはそのマイナスの因子もプラスに変えられるんだいう証明も同時に見せてくれている。

直感どおり海香子さんは人に勇気を与える何かを持った人だった。
人の深さを知るたびに世の中まだまだ捨てたもんじゃないなと思う。

海香子さん今後とも末永くよろしくお願いします。


(MIZK)


2006-10-22 by フリスタ編集MIZK


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