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>>イベントレポート |
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>>文・MIZK |
2006年4月13日、東京は新宿ロフトプラスワン
ネイキッドにて”殴られ屋 引退式、明日こそハレルヤ!”が開催されました。
イベント内容は読んで字のごとく借金返済のために約3年間もの間、新宿コマ劇場前にて"殴られ屋”を行っていたハレルヤアキラさんの殴られ屋
引退式。
3年以上もの間、人々の心に勇気を与え続けた"殴られ屋”。その偉業を讃え、そしてこれからのハレルヤさんの人生を切り開いてもらうためのエールを送る引退式。
ハレルヤさんの現状は肉体を酷使した結果失明してしまった左目、そして内出血により脳に残る記憶障害により日常生活さえままならなくなってきています。
。
例え本人に気持ちがあっても物理的に殴られ屋の継続は生命の危機を意味します。
新たな人生への一歩を踏み出さなければいけない状況です。。
だから引退式。
次の未来へと進むための引退式。
そんなハレルヤさんの次の未来を応援するために当日は様々な人々がイベント会場にかけつけてくれました。 |
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予想以上の客入りで席はもちろん満席、立ち見の人も多い状態の中イベントはスタートしました。
が、肝心のハレルヤさんが会場に到着しておらず、ロゼッタストーン社長弘中百合子氏、そして多彩なゲスト陣が場をつなぎます。
当日のゲスト陣
南部虎弾
アナーキー 藤沼伸一
塩田時敏
山本修司
川上たけし
桂歌蔵
みつまJAPAN
敬称略 |
弘中さんの呼びかけにうながされ、4/10に発刊されたAERA”現代の肖像 ”にてハレルヤさんについてのインタビューに真摯に答えていた電撃ネットワークの南部虎弾さんが登場してくれました。
南部虎弾さんHP↓
http://www.nambutorata.com/
※AERA誌上では「ハレルヤさんと我々に共通するものはピエロだということ。本質は自虐…。でも、僕らのやっているのはプロレス。脳を破壊し、左目を失い、家族まで失ったハレルヤさんの生き様はまさにボクサーそのもの…」と語られていたのがとても印象的でした。
南部さんは本当にハレルヤさんのことを心配しているようで、その声には悲痛なものすら感じました。
「結局、僕には何をしてあげられるかわからないのです。。。」
その誰しもが抱えている心の叫びを代弁してくれているように思え南部さんの優しさが偲ばれました。
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ほどなくしてハレルヤさんが到着。
”すみません、すみません!”
とハレルヤさんらしい登場に場はなごむ。
そして早速、ハレルヤさんの今の思い、心情をトーク。
”僕はバカなんです。。。”
繰り返されるその言葉に一人の人間の壮絶な人生が垣間見える気が。 |
ハレルヤさんは確かに僕もバカだと思います。
殴られ屋では一晩で40万円も稼ぐこともあったのに、見え透いた嘘でよってくるタカリ屋のような輩にあげてしまう。自分のほうがよっぽど大変なのに困っている人を見るとお金をあげてしまう。
だけどここまでバカになれた男がこの今の日本にいたでしょうか。
卑怯なことばかり横行しているこの世界でバカがつくほど正直にまっすぐに。。。
ハレルヤさんのことを思う時いつもそんなことを考えます。
そんなハレルヤさんが披露してくれた亡き父がつくった言う曲”されど青春”。
良い曲でした。
なんとも言えず良い曲でした。皆が涙ぐむほどに。
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司会をフリスタの金子さんにバトンタッチして、ハレルヤさんへの質問コーナースタート。
様々の質問がよせられそれに快く答えるハレルヤさん。
途中、南部さんから”映画クライングフィスト関係のギャラなどはいくら貰ったのですか?”というものが。
ハレルヤさんの答えは”5万円”でした。。。。
5万円で全ての権利を売るという契約だったそうです。。。 |
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音楽をやっていたものなら知らない者のいないであろう、アナーキー。
そのギタリスト藤沼さんとハレルヤさんがイベント終了後、真剣に語りあっていた風景がとても印象的でした。
イベントは進み、ハレルヤさんがモデルになった映画”クライングフィスト”の紹介。
http://www.crying-fist.com/
そして、会場のお客さんが参加しての殴られ屋再現デモ。 |
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これが最後であろう殴られ屋の雄姿。
誰もがその姿を瞳にやきつけました。
確かにこの新宿という場所で生きていた殴られ屋ハレルヤアキラ。普通の人間なら一日とて持たない偉業を三年間も継続したハレルヤアキラ。
その事実だけはいつまでもこの新宿の地で語りつがれるのでしょう。
きっと。 |
その後、昔新宿で殴られ屋をやっているハレルヤさんの姿を見て感銘を受けたというミュージシャン川島佑介さんのLIVEが披露され会場は美しいメロディにつつまれました。
そして最後は我がフリースタイルライフによるスペシャルバンドの登場。(MIZK、小日向ひかげ、HATA、誠一郎、金子さん)
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殴られ屋、ハレルヤアキラという男が確かにこの世に存在した。
そのことを決して忘れない。
そしてこれからのハレルヤさんの人生に光を!!
ハレルヤさんの次なる戦いはこれから。
皆さんこれからもハレルヤさんを応援してください。
なにとぞよろしくお願いいたします。
2006-4-20 フリスタ編集MIZK
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