破天荒。私はよく人からそう形容されてきた。
『ビバ自由!私は私を、何者にも決して縛らせない。』
そういうふうに思いながら、私はずっと生きてきた。
でも去年、私はとうとう親になってしまった。
私にはまだ夢も希望もあって、どちらかってーと非常識なほうで、
とてもとても、家庭人に納まっていられそうもないのに。
そもそも子供なんて好きじゃなかったのに。
だのに、結局産んでしまった。だって・・・面白そうだったから。
あの日、腹の中に寄生していた生き物は、
今日もぴこぴこ動いては、にこやかに私の邪魔ばかりしてる。
大丈夫、親でももっと自分らしく楽しめる。
そんな型破り系新米母の事情。
・・・次回から始まる本編をお楽しみに
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