恥ずかしい話、僕は友達が少ない。
子供の頃は結構いた気がするけど、今はちょっとしかいない。
でも、ちょっとしかいないけど、その「ちょっと」がたまに嬉しい。
「ちょっと」であるからこそ心から嬉しい。
「子供出来ました。」
8月の頃、そんな友達に僕は僕が父親になるかも知れないことを告げた。
ありがたいことに友達は喜んでくれた。
まるで自分のことのように喜んでくれた。
そして自分のことのように色々なことを心配してくれた。
僕は今、32才
友達は今、33才
ちなみに友達にはまだ子供はいない。
僕の世代には子供を作る人が少ない。
僕のまわりだけかも知れないけど極めて少ないような気がする。
理由はなんとなくわかる。
不安だ。
何もかも不安だ。
そして自信がない。
でも、これは当然のことだと思う。
今の時代、自信があるやつなんてきっと馬鹿だ。
僕らの世代は人間の無力さ、弱さを痛いほどに知っている。
部屋の中で自分と向きあう時間が嫌になるくらい長かったから充分に知っている。
自分のことを見つめれば見つめるほど自分の存在のちっぽけさが浮き彫りになってくる。
そんな自分に子供なんてとても・・・
でも、この考えは男だけかな?
(それとも僕だけかな?)
逆に女の人はまったく違うのかも知れない。
でも、僕らは同時に、そんな無力な自分を憎悪している。
そして本当は馬鹿になりたいと思っている。
久しぶりに再会した僕と友達は、まずは身近なところから馬鹿になってやろうと
その日は浴びるように酒を飲んだ、
そして頭が痛くなるくらいくだらない話で盛り上がってやった。
少しでも憧れの馬鹿ヤロウに近づけるように。
そんな二人の笑い声は深夜まで酒場に響いた。
楽しかった。
>夜の街にて(幕張)
…つづく
1、不妊について
最近の不妊原因の割合を見てみると男性の不妊原因というのがほぼ女性の原因と同率で30%を占めると言われている。
その割合は増加していると言われており、現代は男の妊娠力が低下している状況。
男性の妊娠能力については、ALL
ABOUT JAPANのサイトを見ると大変わかりやすい。
とにかく男性も栄養面など気をつけないといけない。
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