2004年　11月20日

「　Hate God　」

最初に人々が神とかいう存在を憎んだのは、友達の子供がダウン症だった時だ。

そいつは苦労人で、その奥さんもとても良い人だった。

僕は彼らが結婚する前から知っていたので、結婚して子供が出来たと聞いた時は素直に喜んだ。

だが、その子供はダウン症だった。

そのことを彼は、こんなこともあるんだね･･･

でも可愛いんだぞ〜

と力なく笑って僕に話した。

この時に僕は神を憎悪した。

彼らにこんな思いをさせる神とかいう奴をぶん殴ってやりたかった。




２番目に神を憎悪したのは、自分の子供の時だ。

僕の子供は見た目には健康きわまりないが、一つだけ問題を持って生まれた。

今では僕の心は落ち着いているが、最初はどんなに我慢しても、泣くのを止められなかった。

電車の中で、街中で、どんなところにいても、泣きたい衝動を止めることが出来なかった。

そして実際、泣いた。

ばれないように、必死に下を向いて泣いた。




そして最近、また神を憎悪することが身近で起こった。


衝撃が強すぎて詳しく書く気になれない。




何故なんだろう。

何故、こんな思いをしなくてはならない人がいるのだろう。

どうしてこの世界は、涙目で空を見上げなくちゃいけない人をつくるのだろう。


きっとその人たちは僕の悲しみの数億倍だろう。

本当に身がひきちぎれるような悲しみなのだろう。

話を聞くだけで僕も泣いた。

そして全身を憤怒が貫いた。

そしてまた、神とか自然の摂理とかいう奴を憎悪した。


一体、僕らに何が出来るのだろうと彼女と真剣に話しあったりした。



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でも、この話には救いもあったんだ。

悲しみの真っ只中にいるはずの当人の旦那さんがこう、言ったんだ。

「そうかー。どうも、可愛すぎるなーと思っていたら、そういうオチがあったのかー。」

きっと彼は本当に強いシンフなんだ。

そして、それはきっと希望の光なんだ。



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もしこれを読んでいるお母さん予備軍がいたら、口をすっぱくして言っておきます。日頃から必ず「葉酸」食品を取りなさい！必ずです！食生活と妊娠は本当に重大な関係があります。

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