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>> シンフ ノ キモチ …(新父の気持ち)
<<
子供の10ヶ月検診があった。
僕は仕事で一緒にいかなかったのだが、仕事の間中、ずっとドキドキしていた。
医師に何か嫌なことを言われるのではないか?
何か不安なことを言われるのではないか?
そう思うと非常に気分が重くなる。
彼女もそうだが、子供という存在は徹底的に親を不安にさせる。
ものすごく些細な行為、
例えば、舌を良く出すとか、頭を振るとか、耳をかくとか、大人なら絶対気にしないようことに、莫大な不安を覚える。
どこかおかしいのではないか?
どこか病気なのではないか?
そう思いヒヤッとした気分になる。
そのヒヤッとした気分をごまかすために、夜になると僕は強い酒を飲んでしまう。
ウィスキーだったり、焼酎だったりを僕はそのまま飲む。
グビグビと飲む。
そして二日酔いになったりする。
アンド、彼女に怒られたりする。
まあ、それはいいとして、夕方、僕は不安の心を抱いたまま、彼女と子供とが待つ家路を急ぐ。
ドキドキドキドキしながら急ぐ。
何か不安で途中、飲み屋かなんかに寄りたくなる。
寒かったし熱燗やなんかが欲しくなる。
そんな気分を押し隠して家路へと向かう。
途中、彼女に携帯で電話してみる。
彼女が出る。
帰る旨を伝える。
その時の彼女の声が若干トーンが低いような感じがした。
この感じに僕はたまらなく不安を覚えた。
やはり何かあったのだろうか・・・
家に帰りたくなくなるくらい不安になった。
しかし足はそのまま家へと向かわせた。
家についた。
ドアを開いた。
彼女がいた。
憮然とした顔をしていた。
ああ・・・と思った。
ああ・・・何かが・・・と思った。
だけど結果は違った。
10ヶ月検診は何も問題なしとのこと。
順調ですよとのこと。
もうすぐ歩きますよとのこと。
身長も高くもなく低くもなく72センチ。
体重は8.3キロ
標準とのこと。
僕はその報告に心から嬉しくなった。
やったーと思った。
何もなかっただけなんだけど、心の底から嬉しかった。
子供はただ健康に育っている。
こんな簡単なことがこんなに嬉しいことだとは思ってもみなかった。
嬉しい。
とにかく嬉しい。
でも、じゃあ、さっきの彼女の憮然とした顔は何だったんだ?
何だったの? 聞いた。
そしたら何でも電話口で僕は彼女の用意した夜ご飯のメニューに関心を示さなかったらしい。
それは大変不満でテンションが下がったとのこと。
僕はゴメンゴメンと謝りながら笑った。
それがうちの子供の10ヶ月検診だった。
嬉しくてまたたくさんお酒を飲んだ。
公園にて
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