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>> シンフ ノ キモチ …(新父の気持ち)
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Vol.1
「その日は突然に」 |
突然だった。
結婚して5年目になる彼女から、体の不調を訴えられたのは。
最初は何を言われているかよくわからなかった。
でも、頭を冷やしてよく考えてみると、それが彼女なりの妊娠したかも知れないサインだということに気付くのにそこまで時間はかからなかった。
正直、この時点でパニくった。
情けない話だがまだ妊娠が確定したわけでもないのに慌てふためいた。
なぜって?
答えは簡単。心の準備や、金銭などの物理的な準備がまったく出来ていなかったから。
そして何よりも、自分が人の親になる自信がまるで無かったから。
自信は徹底的になかった。
どうして、そんなに無いのだろうと自問したくなるくらい無かった。
他の既に父親になった人達はどうだったのだろう?
果たして、みんな、ここまで自信がなかったものなのだろうか?
わからない。
僕の場合は、その自信のなさは、そのまま恐怖へと変化した。
正直、彼女に子供が出来たかも知れないという情報は僕を激しく情緒不安定にした。
普段から酒は飲んでいたが、その日は特に飲んだ。
煙草はかなり前から吸わなくなっていたが、もしその日、家に煙草があったなら100%吸っていただろう。
さすがに変なドラッグとかには手は出さなかったとは思うが、もう少し若かったらやばかったかも知れない。
とにかくそれくらい慌てふためいた。
しかし、それはあくまで内面的なもので、外面としてはあくまで冷静を装った。
そして彼女の言葉に耳を傾け、まずはとにかく本当に妊娠しているかどうか、確認しようということになった。
確認方法は薬局で売っている妊娠検査セット。
それを買って帰り、彼女はトイレへと向かった。
僕は部屋で彼女が戻ってくるのを、とりあえずテレビを見ながらまった。
その時、テレビが何を放映していたのかは憶えていない。
彼女が帰ってきた。
その時の彼女の顔はこころなし緊張していた気がする。
そして僕に検査結果を見せた。
そこには赤紫色のライン。
妊娠だ。
僕の目は見開かれた。
…つづく
次話へ⇒
>妊娠発覚当時の彼女
1、少子化について
総務庁の調査によると、1999年10月1日現在の総人口は1億2669万人。この1年間に増えた人口はわずか20万人。戦後第1次ベビーブームのころの140万人以上という人口増加時代と比較すると、少子化の進行はすさまじい。
なぜ出生率が下がるのか?
人口の面から見ると、結婚した女性が子どもを産まなくなったのではなく、未婿率が上昇しているから。
日本人口は2007年をピークに、減少に転じる。そして2050年には1億50万人になるらしい。
しかし、それとは反対に世界の人口は約63億人となり、毎年7,700万人という激しいスピードで増加を続けている。
単純に数字だけを見ると、日本の将来は暗い。 |
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