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ある日、息子と一緒に動物園に行った。
そこには動物を見たいと集まったたくさんの人たち。
パパ、ママ、子供たちの家族連れ。
若い男女のカップル。
飼育係り。
受付の女。
聞こえてくる嬌声。 |
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僕はあまり動物園が好きになれない。
なぜなら動物たちが皆、一様にこう声をかけてくるから。
”お前たち頭がいいんだろ?ちゃんと考えて生きてっか?”
僕はその問いに、いつもただ作り笑いをしてる。 |
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帰りに新聞を読んだ。
そしてそこに書かれている様々な記事の醜悪さ、恥ずかしさにいつも通り絶句した。
でもモノレールの窓から見える空は綺麗だった。
息子はキャッキャと笑っていた。 |
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コメント:
この間、動物園に行った時、本当にアホなんだなというカップルの野郎がいやがって、
そいつらをサルが本当にバカにした顔で見ていて、それがあまりに面白くて
夢中で撮った写真がもとになっています。
あくまで空想なんだけど、動物、特にサルはどうしても
その目に知性が宿っているように思えてしまう。
そして僕ら人間のことを極めて冷静に見ている気がする。
その視線に僕は時折絶えられなくなって、
極端に不機嫌になったり、
そそくさとその場を後にしたりして、
ビールでも飲んで自分をやっと維持する。
そんなこんなで動物園はあまり好きでないんです。
< フリスタ編集長 MIZK >
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